自民党の派閥の裏金事件をめぐり、2月13日、自民党は所属の全国会議員らを対象に行ったアンケート調査結果を野党側に報告しました。この調査で設けられた質問はたった2問のみ、不記載になった理由や使い道などについての質問はなく、野党側はこの調査では実態解明につながらないと批判しています。

 前衆院議員の佐藤ゆかり氏も「見たかったのは、支出先が何であったかということ。支出先を質問することで、問題についてどう対処するかという建設的な議論が生まれてくる」と話し、形式的な対応だったと指摘しました。

 そして、「政権与党として、政治資金規正法の改正や、党のガバナンスをきかすという意味では『政党法』の制定、こういった話にも踏み込んでほしい」と述べました。
 (2024年2月13日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)

◎佐藤ゆかり:前衆院議員(高村派・二階派に所属) 衆院議員3期・参院議員1期をつとめる 民間シンクタンク「フューチャーアナリティクス」代表取締役