プロ野球日本シリーズは、第7戦を阪神タイガースが7対1でオリックス・バファローズを破り、38年ぶりの日本一を決めました。関西の街では、両チームのファンらの熱気で大盛り上がりとなりました。

 歴史的な日となった11月5日、関西の街は試合前からファンの熱気に包まれていました。
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 (ファン)「(服の)右側がバファローズ、左側がタイガース。足したら『バファガーズ』。自分で縫ったんですよ、手縫いで。2時間かかりました」
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 (ファン)「絶対勝つぞ!バファローズ!」
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 (ファン)「タイガース日本一絶対とるぞ!」
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 パブリックビューイングが行われた甲子園球場には、1万2000人を超える阪神ファンが集結!
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 阪神ファンが集まる飲食店『居酒屋KENPEI』(兵庫・西宮市)も試合前から盛り上がっていました。

 (客)「きょうは絶対に38年ぶりの“アレのアレのアレ”ですわ。絶対勝ちますよ」
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 尼崎にある飲食店「尼のトラのおばちゃんの店」でも…

 (尼のトラのおばちゃん)「気合入れて応援しよう!頼むよー!」
 (客)「パインアメ舐めてる、きょうも」
 (尼のトラのおばちゃん)「あれ舐めなアカンねん。始まらんねん。なぁ岡田さん」
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 一方、オリックスの本拠地・京セラドーム大阪近くの商店街。オリックスファンが集まる喫茶店「サロット」からも声援が送られます。

 (サロット 店主・安田和志さん)「この試合は全員で勝ちます。優勝した瞬間はドヒャーっとみんなでくす玉を割って、クラッカーをパーンって鳴らしたいと思います」
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 午後6時半、プレイボール。両投手、気迫の投球で3回まで無失点。

 試合が動いたのは4回。ノイジー選手の3ランホームランで阪神が先制。トラのおばちゃんも大盛り上がりです。
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 一方、オリックスファンが集まる店では…

 「あー入った…」
 「まだまだこれからですよ。逆転の可能性はなんぼでもありますんで!」
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 その後も阪神の勢いは止まらず、5回にも打線が爆発!3者連続タイムリーで3点追加。

 歓喜に満ちた阪神ファン。店内には早くも六甲おろしが響き渡ります。

 「もう決まりました!日本一もらいます!」
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 6点差に広げられ沈黙のオリックスファン。しかし、オリックスの逆転を信じ、商店街では日本一のくす玉の準備が進められていました。

 「6対0、まだいけるでしょう!信じましょう」
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 そして9回、オリックスも1点返しますが、“岡田阪神”38年ぶりの日本一は目前。

 「あと一人!あと一人!あと一人!」
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 そして…ゲームセット。阪神タイガース38年ぶりの日本一に!

 涙するトラのおばちゃん。店では日本一のくす玉が割られました。
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 喜びに沸く阪神ファン。客の女性は涙が止まらず、なかなか言葉がでません。

 「うれしいです…」
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 ドームで観戦したファンは…

 「僕が生まれて一回も泣いたことがないお父さんが泣いていて…」
 「(胴上げは)ウルウルしていてあまり見えていないです」
 「38年前は高校生でした。それから苦難の時期もあり…喜びひとしおです」
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 汗を流しながらのスポーツ観戦でおなじみの「神戸サウナ」では、選手より一足早くノンアルコールビールで祝杯!

 (客)「(Q日本一どうですか?)最高です!」
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 試合終了から約1時間後、JR大阪駅前には号外を求めて多くの人が殺到しました。

 (記者リポート)「新聞紙がもみくちゃになっています!すごい勢いです!」

 (号外をもらった人たち)「優勝です!あざーす!」「日本一おめでとう!」
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 さらに、カラオケ店のジャンカラでは関西の120店舗で早速、生ビールの飲み放題が3日間無料になるセールがスタート。熱気冷めやらぬ阪神ファンがこぞって詰めかけました。

 「めっちゃうれしい!阪神が優勝して」
 「ピッチャー3杯飲み干しました」
 「阪神しか勝たん!!」