安倍晋三元総理が銃撃されて死亡した事件で、警察は逮捕した山上徹也容疑者から押収した銃の発射実験を行う方針であることがわかりました。

 奈良市で演説中に安倍元総理が銃撃されて死亡しました。逮捕された山上徹也容疑者(41)は大阪拘置所に身柄を移され、刑事責任能力の有無などを調べる鑑定留置が行われています。

 警察は山上容疑者が銃撃に使った銃のほか、山上容疑者の自宅から手製の銃5丁を押収していますが、これらについて科学捜査研究所で鑑定を行い構造などを調べるとともに、発射実験を行い殺傷能力を確認する方針であることが捜査関係者への取材でわかりました。

 警察は7月27日、選挙カーを事件当日と同じ位置に停めて現場検証を行い、当時の状況をさらに詳しく調べていました。